科目別対策 専門科目 行政法
専門科目 行政法
憲法よりも難しいのが行政法ですね。専門的な言いまわしが多いので難しく感じる人が多いのかもしれません。
またほとんどの人がこれまで関心のなかった分野の法ですから、知識がほぼゼロというのもあるかも。
初めてやる人は「なんだこれ、ぜんぜんわからん」というのが本音では。
僕も最初全くわからず捨ててやろうかとさえ思いました。
ところが5問程度出題されるので、捨てるのは難しく仕方なく勉強しました。
しかーし!ひと通り終えてみると・・・不思議なことになぜかある程度理解できてるんです。
ホワイ? 何故? 何で? なして?
それは、この科目独特の表現なんかになれてきたってのが大きな要因だと思います。
2順するとさらに理解が深まり、3回目の復習ではほぼ満点とれるようになってました。何という変化でしょう。
ミラクルです。苦手科目がいつのまにか得点源に。まさにカッパーフィールド、いや引田テンコー!
とまぁ、こういう劇的な変化もありますんで諦めないで取り組んでみてくださいな。
テキストはどこも分厚めで内容もハードな部類に入るでしょう。
憲法ほどではありませんが判例も登場します。
行政書士なんかを受けた人には別にどってことない科目なのかもしれません。
ここでもキーワードを載せていきます。
- 法の留保三原則・・・侵害留保説・権力留保説・全部留保説
- 留保原則の例外・・・杭の強制撤去(緊急事態)
- 特別権力関係
- 法律行為的行政行為・・・附款、裁量をつけられる、下命・禁止・許可・免除、? 特許・認可・代理
- 準法律行為的行政行為・・確認・公証・通知・受理
- 行政行為の諸効力・・・公定力・不可争力・自力執行力・不可変更力
- 附款・・・従たる意思表示、条件・期限・負担・撤回権の留保・法律効果の一部除外
- 取消しと撤回
取消し・・・遡及効、取消し権者は処分庁・監督庁・裁判所・裁決庁
撤回・・・・・・将来効、撤回権者は処分庁のみ
- 行政行為の瑕疵
無効・・・公定力なし、重大かつ明白な瑕疵があるとき
取消し・・公定力あり、不可争力が生じる
- 行政裁量
法規裁量・・・司法審査可、判例は4つ
公衆浴場の許可・農地賃借権設定移転承認・運転免許取消し・国有財産利用許可
自由裁量・・・原則司法審査不可、判例多数
温泉掘削許可・パスポート発給・公務員懲戒処分・マクリーン事件・朝日訴訟・・・
- 手続的審査・・・日光太郎杉事件・個人タクシー事件・群馬中央バス事件
- 行政手続法・・・行政処分・行政指導・届出が対象、聴聞と弁明
- 強制執行・・・行政代執行・執行罰・直接強制・強制徴収
行政代執行・・代替的作為義務、行政代執行法が根拠法
執行罰・・・・非代替か不作為義務、過料、行政罰と異なる
直接強制・・非代替か不作為義務、身体や財産への実力行使、即時強制と異なる
強制徴収・・滞納処分、金銭給付義務不履行
- 即時強制・・・令状主義が及ぶ、根拠法がいる、有形力行使
- 行政調査・・・情報収集活動、法の根拠がいるものといらないものがある
- 行政罰・・・・・過去の義務違反に対する制裁(1回だけ)、行政刑罰と秩序罰、法人も対象、過失で足りる
- 行政立法・・・法規命令・行政規則
法規命令・・・執行命令と委任命令
行政規則・・・訓令と通達
- 行政計画・・・青写真論、具体的処分性があるのは3つ
土地改良事業・都市再開発事業・土地区画整理組合の設立認可
- 国家補償・・・国家賠償・損失補償、相互保証主義、国家無答責の原則廃止、国賠1条論・2条論
- 国家賠償1条論・・・明治憲法では認められず、過失責任、代位責任説(判例はこちら)と自己責任説
- 国家賠償2条論・・・明治憲法下でも民法で請求可、公の営造物の設置・管理に瑕疵があるとき、無過失責任
高知落石事件・赤色灯事件・87時間事件・大東水害訴訟・ 点字ブロック事件・大阪空港公害訴訟
- 損失補償・・・憲法29条に基づき直接請求可、完全補償と相当補償、名取川事件・奈良県ため池条例事件
- 国家補償の問題点・・・予防接種事故、厳密には国賠も損補も認められないが判例により変わる
- 取消訴訟要因・・・処分性・訴えの利益・原告適格などなど
ほかにも執行停止要件など重要なのはたくさんあります。
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お経の世界として懺悔文、三帰礼文、十善戒、発菩提心真言、三昧耶戒真言、開経文、光明真言、普廻向などがあります。