科目別対策 国際関係
国際関係
国を受ける人以外にはあまり関係の無い科目ですね。
教養の社会事情・政治なんかとかぶるところがあるので、完全に無関係というわけでもありませんが。
出題範囲が常に広がり続けているので、ニュースに疎い人にはツライ科目といえます。
地上で2、3問しか出ないところはつきつめて勉強する必要はないでしょう。
本試験で問題を見てわかるならやって、わからないならきっぱり捨てる、これで充分でしょう。
僕は社会事情(教養)のために地域紛争を少々勉強した程度でした。
これで受ける人は各国情勢、国際組織、戦後政治史、地域紛争なんかが頻出なので注意。
社会情勢マニアな人は是非これを受けて優越感に浸ってくださいな。
ここではいくつかの地域紛争を紹介しておきます。
それ以外はより多くの受験者がターゲットとなる教養の政治・経済・社会・労働の方に載せておきます。
- 東ティモール問題
ティモール島東半分の独立を求める東ティモール独立革命戦線(フレテリン)とインドネシア政府の武力紛争。
96年には独立運動の指導者カルロスベロ司教とホルタ民族抵抗評議会議長がノーベル平和賞受賞。
- 北アイルランド紛争
アイルランド北部アルスター地方(大半がプロテスタント系住民)のカトリック系住民の自治独立要求。
全アイルランド独立を目指してカトリック系武装過激派IRA(アイルランド共和軍)がテロ活動。
現在は英国ブレア首相とシンフェイン党アダムズ党首が会談をしたこともあり停戦状態。
- アルバニア情勢(ギリシャの左上にあります)
96年末から「ネズミ講」破綻を機に反政府暴動激化。97年には全土無政府状態に。
4月に多国籍防護軍派遣。15年ぶりに国連緊急総会が開かれる。
- カシミール問題
ヒンズー教徒藩主がインド併合を決めたことに対するイスラム教徒住民の紛争。
- スリランカ情勢
仏教徒シンハリ族とヒンズー教徒のタミール族の民族対立。
- クルド人問題
各国に居住地を分断されたクルド人の自治と独立を求める紛争。トルコが最も厳しい弾圧を行っている。
- バスク独立問題
スペインとフランス両国の間バスク地方に住むバスク人がスペインからの完全独立を目指す紛争。
96年スペイン選挙で自治に消極的な国民党が第一党となり、テロが再び起きている。
- チベット問題
ラマ教に基づく政教一致の文化を持つチベット人が中国からの独立を求める紛争。
解決には程遠い。
- ボスニア和平
内戦は95年末、ボスニアヘルツェゴビナ・セルビア・クロアチアの3勢力により終結。
デイトン和平合意が達成された。これによりボスニアはボスニア連邦とセルビア人共和国に分割。
とりあえず最低限これくらい。他にも中東和平・旧ユーゴ紛争・パレスチナ問題なんかがあります。
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