面接対策
１次の択一試験を通過した人が直面するのが面接です。
学生で公務員一本の受験者にとっては、雰囲気がわからなくて心配になるのは無理ないですね。
僕は民間に勤めていたので、就職活動で面接を受けまくっていたから納骨堂許認可に携わる公務員試験のときは何の心配もなかったんですが、やはり民間で初めてのときは緊張しました。
まぁ、どこかで面接受けて来るのが一番いいのかな。バイトの面接では話になりませんよ。
以下に詳しく書いていくのでこんな感じか?ってのだけでもわかってもらえればいいです。
面接には個別面接と集団面接、ディベート形式の討論面接があります。
だいたいが個別面接だけでしょうが、埼玉県庁や熊本県庁のように討論をさせるところも増えています。
民間の面接ではごく当たり前なんですが、やはり討論タイプは苦手な人が多いようですね。
メンバーのなかに委員長タイプの人がいたりすると最悪、自分の意見にいちゃもんつけられてけなされる、なんてこともしばしば。
テーマも民間にくらべマジメなものがおおいので、付け焼き刃で対処はできません。
日頃から天声人語・ニュース・新聞なんかに目を通している人が有利になります。
そんな人滅多にいませんが、たまに森羅万象に通じてんじゃねーの？ってな人がいるので注意。
僕が受けた納骨堂許認可に携わる公務員試験には集団討論はなかったので、そういった心配はありませんでしたが。
メインはやはり個別面接ですね。
僕はこれが大得意です。（プロフィールにも書いてあります）
民間の面接でなれたのと営業の仕事でなれたのと、両方に裏付けされるものがあるからでしょう。
キリンに内定したのも東京支社長との面接で爆笑させて「君は面白い、素晴らしい」と言わせたのが決定打でした。
これは公務員面接には通じないかななんて思ってたんですが、充分通じました。
納骨堂許認可に携わる公務員試験の面接は大抵 1対３（面接官が３人）、時間で２５分程度でしょうか。
これは民間とそう違わないです。
だいたい真ん中が一番年くってそうなオッサンで、両脇が中堅から若手ぐらいの人です。
こんな時間で何がわかるんだって感じですが、形式的にやってるとこもあるので我慢しましょう。
ちなみに僕が民間でやった面接の中には凄まじいものがいくつかありました。
最近売り上げの低いＪ○Ａは最終面接が１対８でしたし（周りを囲むなって）、 移動体通信の某企業は３次面接で人事部長と１対１で１時間面接したこともあります。
さすがにこの時はあまりの長さに頭に来て（もとから受かっても行く気はなかった）ケンカしました。
「午後から別のところで面接があるんでとっとと終わらせてくれません？」
「君はウチとそこの会社とどっちが大事なんだ。」
「次の会社です。」
なんて言いはなって帰ってきました。
それから比べれば公務員の面接なんて形式通りで無難なものですよ。
さて、その内容ですが、おそらく事前に書かされる面接カードなるものに添って進められるでしょう。
カードの内容は自治体によって変わるので一概にはいえませんが、自己ＰＲ・志望動機・関心事・学生生活・やってみたいこと、なんかが一般的なんでしょうか。
何日かに分けて面接をするのではやく終わった人に聞くのもいいかもしれません。
面接での最重要事項は自己ＰＲと志望動機です。これは断言できます。
納骨堂許認可に携わる公務員試験の場合はそれプラス若干の運でしょうか。
面接を行う部屋がたくさんあるので（当然面接官もたくさんいる）、相性の良い人とあたらないと最悪、一転して圧迫面接となってしまうこともあるようです。
こればかりは自分の力ではどうにもなりません。
それを挽回するにはやはりきちんとした自己ＰＲ・志望動機をつくる必要があります。
既卒の人はそれ以外にも気を付けることがありますが、それは後ほど。
まず、自己ＰＲから。
サークル・バイト・ボランティアなんかで頑張ってました・・・ってのがごく普通のＰＲですね。
もちろんそれでかまわないでしょう。ウソをつくならご自由に。
面接時期になるとサークルの代表が急に増えるのは、もはやご愛敬としてとらえられているので。
ただし、そこから何を学んだかを言えることが大事です。
協調性・責任感・幹事の人ならリーダーシップってとこでしょうか。
ありきたりすぎてあんまり使いたくないものばかりですが、変に奇をてらうぐらいならこれで充分。
必ず実体験をまじえてどう責任感を持つようになったのかを伝えて下さい。
そこから仕事にどう活かせるかまで考えておけば自己ＰＲとしては申し分ないでしょう。
僕みたいに民間で仕事をしていた人はその経験・体験をＰＲするのもいいかと。
民間企業だと「１分でＰＲして」とか「２分で」なんて言われてホントに計るバカ会社もありますが、納骨堂許認可に携わる公務員試験ではないでしょう。
ですから量は自由ですが、やはり４０秒は言いたいものです。
自己ＰＲとは別に長所・短所を聞いてくるところもあるので、同じ内容でも簡潔に言えるようにしておくといいです。
この質問はほぼ１００％されるので練りに練っておく必要があります。
次に同じくほぼ１００％質問される志望動機について。
志望することになったキッカケからなぜ公務員なのかを言えればまぁ及第点といえるでしょうか。
でもそれだけでは突っ込まれる可能性大です。
できればなぜ地方なのか（あるいは国家)､地方の中でどうしてココなのかまで考えてほしいです。
民間でもなぜこの業界で、なぜウチなのか？なんてのはしょっちゅう聞かれました。
決して安定してるからとか残業が少ないからなんて言わないように。
実際の動機はそうでも、面接のときぐらいは胸の奥にしまっておくことをオススメしておきます。
待遇面だけでなく公務員の仕事内容にも最低限触れておくべきですね。
待遇の良さだけをアピールしても「じゃあ仕事の内容は二の次か」と突っ込まれるのがオチですから。
まぁ無難なのは、民間ではできない行政などの仕事ができるから・・・とかになるのかな。
そこに自分なりの意見をつけたしておけば動機面での心配はないでしょう。
この２つは面接の基本でもあり最も頭を悩ませるとこでもあります。
一度で完成させようとせず、なんども練り直すことが重要です。
その他頻出の質問事項としては、学生生活で学んだ事、専攻について（ゼミに入ってる人はゼミのことを聞かれます）、 そこの自治体がおこなってる政策、最近の社会問題で関心のあるものは・・・などなど。
社会問題はワイドショーネタで充分。僕はＷ杯のチケット問題を、友達はカレー毒物について答えました（合格してます）。
ヘタに減税だの不良債権だの答えると自滅していきかねないので、注意して下さい。
学生の人は後は適当に質問されそうなことを考えて、練習しておけば大丈夫。
問題は既卒の人です。もうひとつ忘れてはならない大きな質問事項があります。
それは「民間を辞めて公務員を目指したのはなぜですか？」という質問です。
この質問から派生していく質問で全体の半分以上の時間は費やされるといってもいいでしょう。
派生していく質問とは、
「前の会社で何をしていて、何を得たか。それを公務員でどう活かせるか」
「公務員と民間の違いとは」
「社会に貢献できる仕事がしたいなんて言うが、そんなのは民間でもあるでしょ」
「現在も働いているってことは、ダメならそこで働き続けられるんですよね」
などなど。最後の２つなんかはほとんどイヤがらせですね。でも聞かれる可能性は充分。
自己ＰＲ・志望動機と同じぐらい、しっかりと時間をかけて考えて下さい。
前の仕事があまりにもキツイ、公務員の方が楽そう・・・思っていても口にするのは避けた方が無難。
基本的には民間の悪口を言わないように心がけることです。
前の仕事もよかったが公務員のこういうところにもっと魅力を感じた・・・ってな言い方になりますかねぇ。
どこの自治体も最終合格してみるとけっこう既卒が多いので、リラックスして受けることです。
民間の面接では最後に「何か質問は？」と必ず聞かれるため、２，３の質問は考えておかないとダメでしたが、公務員の面接では一度も聞かれませんでした。
考えて損した。
公務員の場合は面接がちょっとぐらいダメでも択一の結果がよければ合格してしまうので、やはり面接よりは択一試験に力を入れていくべきでしょう。
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