政治・経済・社会・労働
これまた範囲がとてつもなく広く、やりだすとキリがない科目です。
しかも結構出題数が多くて、とても全部捨てるなんてことはできません。
これらいわゆる社会科学科目は専門の経済・政治や教養の日本史・世界史なんかとかぶっているので、とくに専用の勉強をしなくてもなんとかなるもんです。
それでも不安という人にはやはり勉強することをオススメしますけど。
僕は試験直前にまとめてやりました。そんなに時間は費やしていません。
試験でのデキはまあまあといったとこでしょうか。
まぁ余った時間で仕上げる程度でいいんじゃないでしょうか。単なる暗記科目ですし。
これに何週間もつぎ込むより専門科目や数的をより完璧にしていく方がいいと思うんですが。
なお、地域紛争については国際関係のページで扱っていますのでそちらを参照してみて下さい。
政治
専門の政治や法律なんかとリンクしています。あと国際関係も。
特に憲法の統治の部分や地方自治、国際情勢にも気を付ける必要があります。
時事的なものも含まれるので地域紛争についても有名なものは知っていなければなりません。
憲法、政治などの専門科目をやればある程度カバーできるので、それ以外をちょこっと補うという方法でやればそう苦にはならないんじゃないでしょうか。
以下にちょっとしたキーワードを載せておきます。
これだけじゃ足りないし、出題されるかわかりませんが知ってるか確認してみて下さい。
- ヤルタからマルタへ
- 各国情勢
ポーランド クワシニエフスキ大統領 97年NATO加盟認可される
ハンガリー 96年OECD加盟、NATO認可
チェコ ビロード革命、OECD加盟、NATO認可
ルーマニア NATO加盟保留
- PKO活動
92年カンボジア 93年モザンビーク 94年ルワンダ 95年ゴラン高原 96年アンゴラ
- リコール、イニシアティブ、レファレンダム
- サンディカリズム
- 比例代表制の特徴
- リベラリズム
- 明治憲法でみとめられていたもの
信教の自由、請願権、言論・出版の自由、集会・結社の自由
- 国連の仕組み
総会・事務局・国際司法裁判所・信託統治理事会・安全保障理事会・経済社会理事会
- 主要機関の名称
WTO世界貿易機関、IAEA国際原子力機関、ILO国際労働機関、IBRD世銀・国際復興開発銀行
国連改革
- 安保理改革・・・加盟国が51から185へと増加したため、ただし改革には国連憲章の改正が必要、常任理事国に途上国を含めるというラザリ案や米国案がある
- アナン事務総長案・・・副事務総長設置は決定、回転信用基金は先送り
- 財政問題・・・分担金方式だが不払い国続出(特にアメリカ)、日本は2位でGNPの16%を払っている
軍縮
- 国際司法裁判所・・・核使用について合法違法の結論は下せないと判断回避
- CTBT(包括的核実験禁止条約)・・・平和的核爆発も禁止、ただし未臨界実験はOK
- CWC(化学兵器禁止条約)・・・97年4月発効、10年内に化学兵器全廃をめざす、ロシアは批准延期
- オタワ条約(対人地雷全面禁止条約)・・・97年9月オスロで採択、地雷生産大国は不参加、この条約はICBL(地雷禁止国際キャンペーン)からうまれた、97年ノーベル平和賞を受賞したジョデイ・ウィリアムズが代表者
EU関連
- 93年発効のマーストリヒト条約によりECからEUへ 加盟国は15 2002年をメドにユーロで通貨統合を目指す
金融政策担当はECB(欧州中央銀行)、各国とも統合基準に苦しんでいる
イギリス・デンマーク・スウェーデン・ギリシャは通貨統合先送り
- 新欧州連合条約(アムステルダム条約)・・・97年10月調印、EUの新憲法となる。 建設的棄権制・特定多数決制・シェンゲン協定・全会一致加盟国制裁などがポイント
- 新加盟国候補・・・ポーランド・チェコ・ハンガリー・エストニア・スロベニア・キプロス
- 第一回欧州協力会議・・・98年3月ロンドンで、トルコは出席拒否
その他
- サミット・・・94年ナポリサミットよりロシアが政治討議に参加(P8:ポリティカルエイト)、G7先進国首脳会議からG8主要国首脳会議へ
- 地球温暖化防止京都会議・・・法的拘束力あり、EU8%、アメリカ7%、日本は6%の削減目標
- IMF・・・1944年ブレトンウッズ協定に基づきIBRD(世銀)とともに設立、本部ワシントン
為替レート安定化・国際収支不均衡是正が任務
- 香港・・・97年7月155年ぶりに返還、50年間は資本主義制度の一国二制度、現在は香港特別行政区
- アジア金融危機・・・タイ96年から経済不安定、97年管理フロート制に移行したのがきっかけ、韓国はIMF・日米に550億ドルもの支援を受ける(史上最大規模)
- ASEAN・・・現在9カ国タイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・ブルネイ・ベトナム・ミャンマー・ラオス・カンボジアはラナリットとフンセンの政変で加盟延期、93年AFTA(ASEAN自由貿易地域)を発足
経済
出題は世界経済や各国経済、財政、金融政策なんかにまで及びます。
その意味では原論なんかより財政学により近いのかもしれません。
いずれにせよ専門の経済科目を一通りやることで最低限の知識は身についていると思うので、特に時間をさく必要もないのかもしれません。
一応キーワードを載せておきます。
- 人物
マルサスの人口論
リカードの経済学及び課税の原理
Aスミスの神の見えざる手
リカードの比較優位論
フィッシャーの貨幣数量説
シュンペーターの所得数量説
限界効用学派・・・メンガー
オーストリア学派・・・メンガー
ローザンヌ学派・・・ワルラス
新古典派・・・マーシャル
田中内閣の列島改造構想
池田内閣の所得倍増計画
- 生産三要素
- 合名・合資・有限会社の違い
- 企業形態
カルテル・・・・・企業連合、独立性あり、シンジケート
トラスト・・・・・・企業合同、独立性なし
コンツェルン・・企業集団、独立性あり、財閥、資本中心支配
- 経済の二重構造
- 三面等価の原則
- 景気変動
キチン波、周期40ヶ月、在庫投資が原因
ジュグラー波、周期10年、設備投資が原因
クズネッツ波、周期15〜25年、建設投資が原因
コンドラチェフ波、周期50年、技術革新が原因
- 買いオペ、売りオペ
- ビルトインスタビライザー
追加
- 戦後復興・・・GHQのもと傾斜生産方式、復興金融公庫による再建、実際の再建は朝鮮戦争が機
- 傾斜生産方式・・・鉄鋼・エネルギー等の基幹産業に政府援助を集中させて拡大
- 復興金融公庫・・・企業再建に向ける資金供給を日銀引き受けにする
- プラザ合意・・・1985年ドル高是正合意、NYプラザホテルで先進5カ国の蔵相が話合
その後アメリカ・・双子の赤字をかかえる
日本・・為替レート円安・債券価格下落・株価下落のトリプル安、さらに円高不況へ
- バブル不況・・・1990年バブル崩壊、6回の総合政策実施、94年から公共支出・住宅投資などが回復し始める
しかし95年阪神大震災により足踏み状態へ、97年企業破綻が相次ぎ景気失速
- 円安の影響・・・実質GDPを増加させる、国内需要を増加させる、95年からの円安は当初マイナスで1年後プラスヘ、Jカーブ効果と原油価格上昇が原因
- 独占禁止法改正・・・持ち株会社認可、EX)ダイエーホールディングコーポレーション
- 世界GDP成長率・・・96年4.1%、97年4.2%
社会
現在の社会問題などが出題されるのがこの分野です。
専門科目でいうと社会学、社会政策なんかと関連が深いといえるでしょう。
国際政治・環境問題・少子高齢化、福祉問題なんかに注意しておくといいかもしれません。
- ペティクラークの法則
- 労働基本権(ストライキ、サボタージュ、ボイコット、ピケッティング、ロックアウト)
- 環境アセスメント
- 労働三法(組合法・関係調整法・基準法)
- ショップ制(オープン・ユニオン・クローズド)
- 社会保障(ベバレッジ報告とニューディール政策)
- 南北問題(IDA国際開発協会とUNCTAD国連貿易開発会議)
- 各組織
ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)→ヨーロッパ経済共同体(EEC)
→ヨーロッパ共同体(EC)→ヨーロッパ連合(EU)
ヨーロッパ自由貿易連合(EFTA)
経済協力開発機構(OECD)
北米自由貿易協定(NAFTA)
アジア太平洋経済協力会議(APEC)
東南アジア諸国連合(ASEAN)
石油輸出国機構(OPEC)
アラブ石油輸出国機構(OAPEC)
政府開発援助(ODA)
国連貿易開発会議(UNCTAD)
新興工業経済地域(NIES)
- ブレトンウッズ体制
IBRD・IMFによる 固定相場制1ドル360円
↓
1971年 ニクソンショック ドルと金の兌換禁止
↓
12月 スミソニアン体制 1ドル308円
↓
1973年 変動相場制に移行
追加
- 政党交付金・・・94年政党助成法による、国民1人当り250円の交付金を得票率に基づき各党に配分(98年314億円)
- 宮城ショック・・・97年10月の宮城県知事選挙で浅野史郎が当選、脱政党化現象を如実に
- 橋本内閣6改革・・・行政改革・財政構造改革・金融システム改革・経済構造改革・社会保障構造改革・教育改革
- 新ガイドライン・・・平時協力、周辺有事などで日本の軍事的役割が拡大、ACSA
- 規制緩和推進計画・・・NTT分離分割、持ち株会社解禁、有料職業紹介の自由化、外為業務参入自由化
- 大蔵省改革・・・金融監督庁新設、証券取引等監視委員会も管轄する
- 公共事業・・・諫早湾干拓問題、ダム事業中止、時のアセスメント
環境問題・対策
- 豊島問題・・・香川県豊島に50万tの産業廃棄物が放置、最近では真鍋新知事の問題発言が取り沙汰された
- ダイオキシン・・・8割がごみ焼却施設から、学校などの焼却炉を廃止することに
- ゼロエミッション・・・ゴミの内部再利用化・価値あるものはすべて利用する
その他
- 臓器移植法成立
- クローン羊のドリー誕生
- 民事訴訟法改正・・・当事者照会制度、少額手続訴訟、裁量上告制度
労働
社会事情とかわらないんですが、見やすくする為にいちおう分けて掲載しておきます。
ここのキーワードは少子高齢化などの論文に役立つものが多いですね。
論文のページであらためて紹介しておきます。
- 雇用情勢
年 | 完全失業率 | 完全失業者数 | 有効求人倍率 |
1997年 | 3.4% | 230万人 | 0.72倍 |
1998年 | 3.9% | 277万人 | 0.58倍 |
- 男女雇用機会均等法見直し・・・悪質企業名公表、セクハラ防止規定を含む、女子保護規定は撤廃
- 育児休業法改正・・・育児休業給付制導入、育児中の厚生年金・健康保険負担免除
- 人口高齢化・・・日本の平均寿命は世界一、高齢化の始まりが遅かったこと・スピードが世界一速いのが特徴
- 労働時間・・・90年代に入り減少、93年にはアメリカを下回る、年間総労働時間が1800時間台に
- ・労使交渉・・・95年春闘改革元年、率から額へ、隔年交渉制・個別化などの動き
- 年金改革・・・本格的支給を60歳から65歳に引き上げ(2013年までに段階的に)、5年間は部分年金支給
- ゴールドプラン・・・89年策定(高齢者保険福祉10ヶ年戦略)、在宅福祉・寝たきり老人ゼロ作戦など、94年には新ゴールドプランへ
- 少子化・・・89年出生率が1.57人となった(1.57ショック)、未婚率上昇が原因、94年には子育て基本方針を定めたエンゼルプランを公表
弔問客としての葬儀マナーについて説明いたします。
四つの真理(四諦)は、苦諦・集諦・滅諦・道諦の四つの総称なのです。
仙台永代供養費用のオプションには納骨費用、色付骨壷変更費用、遺品供養費用、位牌費用などがあります。
福禄壽は人望の神であるが、道教の理想である幸福・俸禄・寿命を表すという説や、南極星(南極老人)の化身であるという説もあります。
辰(たつ)年生まれの守護仏は、普賢菩薩です。
護摩祈祷とは、護摩木という薪をご宝前で焚き、同時に導師は祈願者の名前、願いを一心に成就するように念じる密教の秘法です。
人形供養感謝祭のきっかけ、趣旨、法話、概要、報道の履歴です。
成田山仙台分院の供養では水子供養のほか春彼岸、盂蘭盆会、秋彼岸、先祖供養をとりおこなっています。
成田山仙台分院の行事案内
仙台僧侶派遣について成田山の方針と約束
成田山仙台分院の不動明王大仏に関するテレビ、ラジオなどの放送
納骨堂に関するよくある質問です。真言宗成田山国分寺の仙台納骨堂の場合、入壇金、割当寄付金、修繕寄付金、離檀料はありません。
成田山で行われる節分祭会は、厄払いされる年男・年女による年中行事です。節分祭の報道、ニュースを紹介します。